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 私の勤める施設に、この春から配属された警備のおじちゃん、あいさつ程度の会話しかしなかったんですが、先日、初めてちょっと立ち話をしました。


 
 そのおじちゃんは震災でお家と自営のお店を失い、ローンだけが残ってしまいました。

被災者への公的な見舞金は30万円ほどしかもらえなかったそうです。

30万円ではとても間に合いません。

当時は、おじちゃんみたいな方がたくさんいらっしゃった。

おじちゃんは中華料理のコックさんでした。

銀行から新たに100万円を借り入れし、お店を修復したけれど震災後に土地を離れたお客さんが戻ってこなくて、結局はお店を維持することができなくなったとおっしゃってました。

新たに借り入れた100万円は無駄になってしまいました。

「思い切ってお店を閉じて、朝はお弁当屋さん、昼は百貨店の魚屋さん、夜はウインナーの製造工場で働いた。

朝から晩まで働きに働いて、3年間は1日も休むことがなかった」

とおっしゃってました。


そうやって震災で失ったお家とお店のローンの残りを16年間で返したんですって。

その額1,800万円


えーっと、月にいくらの返済になるのかしら?

1年は12ヶ月 12ヶ月×16年=192ヶ月

1800万円÷192ヶ月=93,750円


  93,750円を毎月16年も・・・。 スゴっ!

実際にお家に住んでたり、お店で働いてたら当たり前の返済、甲斐があると思いますが・・・

これキツイなー
 
 
 今は小さい家を買ってそのローンも払い終えてるので、もう楽や~
気楽な仕事をのんびりやってる。
好きな事をしてる。

神社、お寺が好きなのでよく京都に行くとおっしゃました。

  
  ご立派です、頑張られました。


 そうそう、ウインナー工場のお仕事ですが、1日の製造が終わった後、機械を分解して高圧洗浄で洗うんだそうです、そうすると残ってたお肉とかが全部きれいに洗い流される。

衛生面でしっかりしてるので安心して食べれますね!

このお仕事の時給が良かったんですって。だから返すことができたとおっしゃってました。

サラーっと聞いただけですが、ホントにホントに大変だったでしょうね、お気持ちも体も。


「今度、京都に言ったらお土産買ってきますね」って言ってくれました。

 
  わーい!!


 最後まで読んで下さってありがとうございました

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