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大切な友達K子のお話し。(17)

K子は真っ白いきれいなネコを飼っていました。

確か迷いネコだったと思います。
ある日K子の家の前にいたのが、そのまま家に住みつくようになりました。

子ネコではなく成猫でしたので何才なのかはわかりませんが、K子が小学生の時から25才くらいまでは一緒だったので長く生たネコさんだと思います。

名前はK子が好きなアイドルの歌の歌詞に出てくる女性の名前から付けました。
とってもお利巧なネコさんで、K子の気持ちがよくわかりました。
お父さんのいない家庭は今ほど多くなかったし、母1人子1人のK子は父親コンプレックスでした。
そのネコは父親のいない淋しさを埋めていました。

    K子が泣いたふりをすると、すぐに膝にのってきて、
首を伸ばしK子の頬をなめました。

K子のお母さんは気性が激しかったので、
親子げんかになると大変で、買ったばかりのフォークギターがK子に飛んでくるなんてことも・・・。
乱暴な時がありました。

そんな時は公園に呼び出されて、泣いてるK子の話を聞いたなぁ。
私もネコと一緒ね

お母さんは決してK子を愛してなかったわけではないのです。
とてもK子の事を自慢にしてたし大切にしてました。

それは私がよく知っています。

K子に頼まれてある日の外泊は私と一緒だったとお母さんに嘘をついた事があるんです。
お母さんは、私の嘘を見抜き、「本当の事を言って」と。
その時、どれだけK子のことを大切に思ってるか、聞きました。

今ならわかります。

母娘の仲にはスレ違いがありました。
お母さんも若かったんでしょうね。



 K子のお母さんが勤める会社は初めは小さな会社でしたが、
後に急成長し、古株のお母さんは当時女性では珍しく役職についていました。

お母さんはK子のために頑張ってたんだろうな。

 K子の趣味にもよく付き合って遠方のコンサートに泊りがけで出かけたり、お洋服も流行りのブティックで、よく買っ貰ってました。
私はウラヤマシカッタなー。
今は、ブティックって言わないね、
ショップのことです。

 K子のお母さんには恋人がいました。
19才だった私の目から見ても、うだつの上がらない感じで、
K子が気に入らないのは一目でわかりました。

                          

 K子のお母さんが亡くなった半年後くらいに、その恋人の親族から、K子とその恋人が結婚したらどうかという話が上がった時のK子の怒りは忘れられません。

それはないですよね!

私は、

-年齢も離れてるし、母親の恋人だった人となんて?
冗談ちゃうの?

と言いましたら、

「それが本気やねん!」
「父親なしで育ったからそんな風に言われた」と、
ここでも父親コンプレックスが顔をのぞかせました。

そんなこんなを聞いていた白いネコ。

お母さんでもなく、K子の元カレでも私でもなく、
1番K子の事を理解してたのは、きっと白ネコのニーナ。


最後までお付き合い
ありがとうございました



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