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 大切な友達K子のお話し。
 

 K子は小さい頃から背が高く、中学生3年生の時は168㎝ありました。
私は154㎝と小柄なので凸凹コンビと言われていました。

中学生の頃、2人で街に遊びに出かけると、男の人から声をかけられるのは決まってK子。
背が高く美人で目立つんです

 ある時、顔を赤くした男の人が彼女に、

「僕は〇〇大学の〇年生なんですが、あなたはどこの大学生ですか?」って声をかけてきて、

K子
「いえ、大学生じゃありません」

大学生
「高校生ですか?」

K子
「いえ、高校生じゃありません」

大学生
えっ働いてらっしゃるんですかってびっくりされて。

K子
「違います、違います、中学生です。」

その時の大学生のびっくりしたような、がっかりしたような顔は今でも覚えています。

後で2人して笑い転げました。



 K子が高校1年の時に男子校の高校3年の彼と付き合っていましたが、彼の身長が185㎝。
K子は173㎝になっていました。
モデルスタイルの美男美女ですれ違う人が必ず振り返りました。

 彼が地方の大学に通うようなり遠距離恋愛になっても2人はラブラブでK子は彼の寮によく遊びに行き、彼もまたよく帰ってきました。

 遠距離恋愛の初めは、彼を連れていく電車なんか大嫌いと電車を見ては泣いてたけど、今は私を彼の所まで連れて行ってくれるのも電車なんだなーと思うようになったと言ってたなぁ・・・。


 小さい頃に浮気と借金で生き別れた父親を慕ってた父親コンプレックスのK子は、彼に甘えて彼もそれが嬉しいようで見ていて微笑ましくて、『世界は2人のために』って言葉はこの2人のためにあるわねと思っていました。

 K子が彼の学生寮に泊りに行く時に、私も1度か2度旅行がてらに、ついて行ったことがあります。

しましたよー。

朝です。

顔を洗う時に、K子の長い髪が邪魔にならないように、彼は後ろからK子の髪の毛を束ねて持っていました。

いつもの事のように自然な手つきで。
K子の事が大好きなんだと、ホントによくわかりました。
サザンオールスターズの「私はピアノ」の歌いだしの歌詞、

人も羨むよな仲がいつも自慢の2人だった。

まさにK子と彼の事です。
この歌を耳にするたび2人の事がよみがえります。


                       


 借金や浮気で離婚した父親でも子どもはやっぱり慕う気持ちがあるんですね。
K子はずっと父親の愛を求めていました。
父親が悪いってわかっていても、新しい家族がいるのも知ってるけど会いたい。と
妻であるK子のお母さんから見ると、とんでもない奴だと思うけど
子どもは夫婦が別れた時の年齢が小さい時ほど、離れ離れになった親を求める傾向があるように思います。


 彼が大学の3回生になり就職活動が始まりました。
母1人子1人のK子の家庭、2人の気持ちを思い、採用では不利になるのにも関わらず、会社面接では「転勤はできない」と言ってくれてたので、周りのみんなは2人は結婚すると思っていましたが、K子と彼は付き合って7年半で別れました。


 原因は何だったのか、聞いてもよくわからなかったのですが、いろんな事のすれ違いでしょう。
ただショックでした、多分周りのみんながショックを受けた。
恋愛経験の少ない私は、2人を通して自分も恋愛をしてる気になってた部分があるから、愛って何?って「愛」に不信感を持ちました。

その時K子が言ったのは、
「7年半も付き合って結婚しないのは結局は縁がないって事。
縁があったら出会ってすぐにでも結婚するのよ。」


 いくら好きでも「縁」がなかったら何故か、どこからか邪魔が入り結婚できないもの。
「縁」という言葉で片付けるには乱暴で理不尽かも知れませんが、そういう事ってあるなぁと思います。

最後まで読んで下さってありがとうございました

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